公開日: 2012年8月8日 16:28:50
最終更新: 2012年8月8日 16:28:50

CentOS 最小インストール後の設定

不要サービス・パッケージの削除

不要なサービス、アプリケーションは yum update などで更新を行う前に削除しておきます。特に bluetooth や PCMCIA、赤外線通信などはノート PC やモバイル端末でなければほとんど不要かと思います。

yum remove -y	bluez-*		# bluetooth サポート
		isdn4k-utils	# ISDN 接続ユーティリティ
		wpa_supplicant	# 無線 LAN
		pcmciautils	# PCMCIA ユーティリティ
		firstboot	# 初期設定ツール
		hplip		# HP プリンタサポート
		irda-utils	# 赤外線通信
		portmap		# NIS/NIS ポートマッパー
		spamassassin	# スパムフィルタ

※ 特にサーバとして運用するのであれば、不要なサービスが起動されているとセキュリティホールになる可能性があるので注意。

SELINUX を使用しない

デフォルトで SELINUX が有効となっていますが、「設定ファイルを何度も確認して、何も間違っていないのにサーバが起動しない!」なーんてトラブルになりやすいので(ファイルパーミッション的な意味で。)、慣れるまでは Permissive にしておいた方が良いと思います。

$ getenforce    # selinux 設定の確認
Enforcing

# selinux を無効化
$ setenforce 0

恒常的に SELINUX を無効化するには /etc/selinux/config を編集します。

#
# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
#     enforcing - SELinux security policy is enforced.
#     permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing.
#     disabled - No SELinux policy is loaded.
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of these two values:
#     targeted - Targeted processes are protected,
#     mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted

設定を有効化するには OS を再起動します。

システムの更新

インストール時に最小構成(Minimal)を選択しているため、ネットワークコマンドなどがインストールされていません。
必要なものは yum を使ってインストールしておくとよいです。

# telnet クライアント
$ yum install telnet

# wget
$ yum install wget

# ネットワークコマンド関連
$ yum install tcpdump bind-utils traceroute nmap

# メールコマンドがありません。
$ yum install mailx

# finger も無かった
$ yum install finger

# lspci すら無いんだが…
$ yum install pciutils

# locate できません。マジで!?
$ yum install mlocate

# uuencode が必要なら
$ yum install sharutils

# expect も入れておくと便利
$ yum install expect

ターミナルの表示設定変更

プロンプト表示の設定を好みで変えるには(Pocketstudio.jp)

最初の表示は『 [ユーザ名@ホスト名 カレントパス]# 』なので

[root@localhost ~]#

とかなってます。

これを例えば FQDN とフルパス表示にするためには、.bashrc に以下の記述を追加します。

export PS1="[\u@\H \w]# "

ついでにユーザ名、というか root のときだけわかりやすく赤で表示するときは

export PS1="[\033[1;31m\]\u\033[0m@\H \w]"

こんな風に表示されます。

[root@localhost ~]#

[root@localhost ~]#

とかなってます。

これを例えば FQDN とフルパス表示にするためには、.bashrc に以下の記述を追加します。

export PS1="[\u@\H \w]# "

ついでにユーザ名、というか root のときだけわかりやすく赤で表示するときは

export PS1="[\033[1;31m\]\u\033[0m@\H \w]"

こんな風に表示されます。

[root@localhost ~]#