公開日: 2012年8月9日 01:50:59
最終更新: 2016年2月29日 17:31:01

HDD増設 (LVM 操作)

LVM 操作/HDD増設

Windows では OS のインストール後に パーティションのサイズを変更しようとすると、サードパーティのソフトを使用するか再インストールするしかないわけですが (*)、Linux の場合、LVM (Logical Volume Manager) を利用することで、パーティションのサイズを拡張/縮小することができます。また、ドライブを跨いだ複数のパーティション を 1つのドライブのように操作することができます。

ここでは HDD の増設を例に LVM の構築を説明します。

*) Windows Vista には拡張機能がありますが、OSの領域 だけで40GB を占有するなど、正直に言って使い物になりません。

HDDの追加

LVM を構築するハードディスクを接続し OS を起動したら、fdisk コマンドでドライブが認識されていることを確認します。

3台目の HDD なので、/dev/sdc として認識されています。ここでは HDD の容量すべてを LVM パーティションに割り当てます。

これでハードディスク に 「/dev/sdc1」というパーティションが作られました。

LVM へ追加

ハードディスクを LVM へ追加する際は、次のような手順となります。

  1. PV (物理ボリューム) を作成する
  2. VG (ボリュームグループ) を作成、もしくは拡張する
  3. 作成した VG を LVMで扱えるよう LV (論理ボリューム) に登録する
  4. LV をマウントする

・・・なんだかわかりにくいですが。

既存の VG へ 追加する場合

OS のインストール時に「デフォルトの レイアウトを作成」 を選択した場合は、Linux LVM として既に VG が存在していますので、そちらに新しいパーティションを追加することができます。

増設した /dev/sdc1 を pvcreate で LVM の物理ボリューム(PV)に登録します。

既存のボリュームグループ(VG) に新しいパーティションを追加します。VG名は vgdisplay で確認できます。通常は 「VolGroup00」となっていると思います。

既存の論理ボリューム(LV) を追加したパーティションの分 拡張します。既存のLV は lvdisplay で確認することができます。

また、vgdisplay で拡張できるサイズを確認します。

[PE Size] * [Free PE] の値が拡張できるサイズですので、32MB * 2384 = 76288MB となります。

最後に、xfs_growfs でファイルシステムを拡張します。

※ 既存の VG に追加した場合はマウント作業は必要ありません。 (もちろん、既存の VG がすでに マウントされている場合ですが)

新しい VG として追加する

既存の VG とは別に新しい VG として追加する場合は以下の手順でVG・LV を作成します。

vgcreate で新しいボリュームグループを作成。PEサイズを 32MB に指定する。

lvcreate で論理ボリュームを作成
vgdisplay コマンドでサイズを確認する。[PE size] * [Total PE] の値が作成できる最大容量なので PE size: 32MB * Total PE: 121 = 3872MB を指定します。

ファイルシステムを ext3 でフォーマットします。

これで HDD を使用する準備ができました。

■ ファイルシステムのマウント

LVM ができたら、適当なところにマウントパスを作ってマウントしてみます。ここでは、/NEW_PART というディレクトリを作成してマウントしています。

手動でマウントせず、OS 起動時に自動でマウントするには、/etc/fstab に以下を追加します。